ギター選び

ギター選び

先日、お客様が購入された際に、その個体に関して話されたことが参考になったので備忘録として書き留めておこうと思う

【音がしっかり出る】
カポタストを4、5フレットあたりにした際に、しない場合(開放状態)と比べても劣ることがなく音が出ることがよい
そんな個体はなかなか無いとのこと
カポをしてアルペジオを弾いても音が伸びて前に出るためライブで使える
サイド/バック:ハカランダ、トップ:ジャーマン・スプルースで、'70年代に作られ本当に良い材料を使っている
ノンスキャロップ・ブレースで育っているところも良い

【音程の正確さ】
フレットが打たれている位置(ピッチ)が正確でないと、開放弦でチューニングを合わせても、高音域になると音があわなく(ずれてくる)個体があるので注意

【弦高】
弦高は音や弾きやすさを決めるともて重要なところ
大きな出費がなく自分好みにセットできるかを見る
ネックの反り、ボディの歪み、ナットやサドルの高さなどで弦高が決まってくる
ナットとサドルは消耗品と考えている
トラスロッドが締め緩めともに可動することも確認

【ネック材とネックシェイプ】
ナット幅、ネックの太さ・細さ、握り心地は大事
人それぞれ好みがあるが許せる範囲ならば弾きこんでいれば慣れる
ネックの太さや材質は音に関係する

【ネックとボディの接続】
良い音を生むための工夫が多くされている箇所であるが
ライブなどの現場へ持ち込む時の移動で、温度・湿度の変化がありネックが動くことがある
モデルや個体によって異なるが、ネックが動かないものが使いやすい
新しいものは動くことがある

【ボディ】
ボディの大きさや重さなども音や弾きやすさに影響がある

【スケール(ナットからサドルの距離)】
弦のテンションやサスティーンに関係するが弾きにくいと感じなければよい

【姿】
かっこ良いデザインであることはとても大事
そのギターを気にいるか
好みは人それぞれ

【サウンド】
音については、いい音の感じ方も人それぞれだが
音が前にでるもの、音が広がるもの、音域が広いもの狭いものがある
どの用途で使うかでもギター選びは変わる
必要ならば一度録音して聴いてみる
例えばオーケストラに馴染むギターや少数楽器のアンサンブルで個性を発揮するギターなど特性がある

以上、なにかの参考になると嬉しい

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