ここ最近は体が勝手に動いている感じが強いので書き留めておこうと思う
6月7日にブログで「開業から4ヶ月が経ち」を書いた
その後、6月17日の今日までに更に3本のギターが売れている
ブログ投稿のおかげがあってか、私のインスタにギター製作家の坂田ひさしさんから「いいね」をいただいた
坂田さんはアコースティックギター世界の名匠100に選ばれている方だ
そのことから坂田さんに「当店にギターを作ってほしい」とメッセージを送り、実際にお会いし、ギターを注文し、ウクレレを3本仕入れて来て、インスタで動画配信して販売を開始している
また、お弟子さんの今村さんとも知り合うことができた
自分でも信じがたい行動ができている
6月13日(木)甲府市にある坂田ひさしさんの工房「Sakata Guitars」を訪ねることができた
私の家から車で1時間半と以外と近かった
14:00の待ち合わせだったが早く着いたので甲府駅周辺や善光寺をお参りした
手前の勝沼にはワイン、葡萄などで訪れた事はあったが、甲府市内は初めてだった
工房に伺うと坂田さんに出迎えていただいた
緊張して工房の2階にいく
「なんでSakata guitarがいいのか」と聞かれ
「かっこいいからです」と答えると
「素直にうれしい」と言ってくれ、私もうれしくなった
工房に隣接するハーパーズミルというコーヒー、カレーのレストランを経営されており、そちらに移動し、奥様にご挨拶をした
コーヒーとケーキをいただきながら、坂田さんと今村さんと1時間以上いろいろとお話しすることができた
印象に残っていることがある
「私は情熱をもってギターを作っているので、そのギターを販売するにふさわしい店になってほしい」
「私は音楽があって楽器があると思っているので、ギター作りにおいて音のイメージがあり、音作りはぶれていかない」
「結局、人は人に喜んでもらえることが嬉しいのではないか」
どれも強く印象に残る言葉であった
好きなことをやる事が幸せで、やりたいことを夢中でやってきた方だと感じた
今の私の行動にとても似ている部分があると思った
年間生産されるギターは10本程度とのことだが、私のギターの注文を受けてくれることになった
出来上がりは2年後とのこと
できあがるまでは何としても今の仕事を続けようと思った
超高級材のハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)のギターを注文した
私が選んだハカランダ材との相性から、トップはジャーマン・スプルースがいいと坂田さんが言ってくれ、そうすることにした
スタイルは000とOMで迷ったが、最近店に仕入れたCollingsのOMのイメージが強くあったのでOMにした
トップの縁取り(Purfling)はヘリンボーンにしてもらった
ではなぜ坂田さんにインスタでメッセージを送ったかについて
5月25日に錦糸町で開催されたTokyoハンドクラフト・ギター・フェス2024に行ってきた
そこではできるだけ名刺を配り、この業界に少しでも慣れたいという思いがあった
会場には11時から17時の6時間ぐらは居たと思う
いろいろな方とお話しすることができたが、坂田さんとは話す機会がなかった
飾られている00-18Cが気になって何度もブースに行ったが他のお客さんが絶えずいて話すタイミングが合わなかった
とても残念な気持ちで帰ってきたが、2週間後、飾られていたギターが小川町のホーボーズさんで販売されていることを知り訪問した
お店の方に名刺を渡して自分を明かしSakata guitarを試奏したいとお願いすると快く対応いただいた
弾いてみた感想はCollingsやmartinに似ていてとてもいいと思った
買って帰りじっくり弾いてみたいと思ったが、その新品はぐっと我慢して買わずに帰宅した
以前にSeagull M.shiozakiさんのギターもいいと思ったが、Sakata guitarsさんのギターも自分のお店に置きたいと思った
そんなことを思っていたところに、坂田さんからインスタに「いいね」をいただいた
そして坂田さんにメッセージを送った
・・・
事業を軌道に乗せて行くとはこういう行動の積み重ねのような気がする
自然に身を任せて
6月17日(月)AM6:33