先日、息子が結婚しました。
沖縄で行われた婚礼の謝辞では、涙を止めることができませんでした。
少し恥ずかしかったですが、ありのままの自分の気持ちを伝えることができたと思っています。
前回のアコギライブでも、忌野清志郎さんの「サラリーマン」を歌っている途中、込み上げてくるものを抑えられませんでした。
人に面白い話をしようとしても、自分が先に笑ってしまい、うまく話せないことがあります。
こんな店主です。
最近、人の思いに心が動くことが増えました。
そんなことを考えながら、今日の午後はお茶の水へ行き、何軒かギターショップを回ってきました。
たくさんのギターを手にしましたが、一番印象に残ったのは、Martin D-28 Authentic 1937 Aged(2020年製)でした。
アディロンダック・スプルースVTSのトップに、希少なマダガスカル・ローズウッドのサイド&バック。
もちろん、その仕様も魅力です。
でも、それ以上に惹かれたのは、手にした瞬間の質感と、一音目から伝わってきた音色でした。
「いいギターだな。」
自然と、そんな言葉が浮かびました。
選ばれた木材を削り、組み上げ、一本のギターを完成させるまでに費やされた時間。
その一本に込められた製作者の思いが、音や佇まいになって表れているように感じました。
小さな小さな当店に、わざわざ足を運んでくださるアコギ好きのお客様に、「来てよかった」と思っていただける店でありたい。
そのために、一本一本と丁寧に向き合い、本当に良いと思えるギターをご紹介していきたいと思っています。
いつか、今日出会ったような一本を、この店でもご紹介できたら。
そんなことを思った、2026年の夏の一日でした。