Martin D-28 1988年製

'80年代のMartin D-28、探している方も多いと思います。

1988年のMartin社全体の生産本数はわずか7,736本とされており、本個体もその貴重な1本に数えられます。

この時期ならではの落ち着いたトーンと、枯れすぎず素直な鳴り。
まさに「育った音」が楽しめる一本です。

トップにはスプルース単板、サイド/バックにはインディアン・ローズウッド単板を採用。

ノンスキャロップ・Xブレーシング構造により、締まりのある低音とスムーズな中高域、そして芯の通った骨太サウンドを実現。
ストロークでもアルペジオでも高い表現力を発揮します。

ネックはアジャスタブル・トラスロッド仕様で、演奏性・メンテナンス性ともに優秀。
歌の伴奏に最適な輪郭のあるサウンドで、録音やライブにも対応できるクオリティを備えています。

コンディションは良好です。
ネックはストレート、フレット残は減っている箇所で約7-8割あり。
トラスロッドは双方向に余裕があります。
トップ左上バインディングに修理歴あり。
ネック裏7フレットあたりに傷がありますが、大きく気になるものではないです。
その他、傷、打痕複数ありますが、大きく目立つものではなく37年経過している個体としては良好な状態です。

現状の弦高は12フレット上で6弦側約2.5mm、1弦側約2.0mmと快適なセッティング。

ナット、サドルは東京小川町の有名ショップで新規交換済み。

製造年：1988年
トップ：シトカ・スプルース単板
サイド＆バック：インディアン・ローズウッド単板
ネック：マホガニー
指板／ブリッジ：エボニー
スケール：約645mm
ナット幅：実測 約43.47mm
付属品：オリジナル・ブラック・ハードケース（割れあり：画像参照）

「王道」の名にふさわしい音と佇まい。
最初に買って弾き続ける方、最終的に買い戻す方など、アコギ好きがいつも気にしているモデルです。